秘密保持について
~当事務所では お客様との信頼関係こそが最大の財産であると考えています~
「業務上知りえたお客様の情報を他に漏らすことは絶対にありません」
あえてこのようなことを記載しなければならないのは、非常に恥ずかしいことです。
しかし、士業に限らず、昨今の情報漏えいの事例の多さをふまえ、あえて記載いたします。
秘密保持全般について
「我々士業は法律で決まっているから(*1)秘密は保持しています」といったところで、
多くのお客様のご納得をいただくのは難しいのではないかと考えています。
士業の情報漏えい事例を鑑みるにその要因は、
職業的専門家としての倫理観の欠如と、組織および個々人の注意不足であるといえます。
前者が故意、後者が過失であると言い換えることもできるかと考えます。
前者に関して、お客様との信頼関係こそが最大の財産であると考える当事務所において起こりえない事由でありますが、日々の業務の中で、お客様に当事務所の業務遂行態度を感じ取っていただき、理解を深めていただくとともに、我々も当事務所の運営基盤が何であるのかを強く意識して業務を進め、事務所一丸となって啓発を行ってまいります。
また、業務をとおして、(当事務所のお客様の情報を含めた)他社事例を申し上げることはございますが、
公開されている情報を除き名称等を伏せ、数値情報等も当該他社が特定されないよう加工していることをご了承ください。
後者に関して、下記に情報の形態別に記載しております。ぜひご一読いただき、ご不明な点等はお気軽にお問い合わせください。
*1→公認会計士と税理士にはそれぞれ法律で守秘義務が課せられており、違反した場合には「二年以下の懲役又は百万円以下の罰金」が課されます。(公認会計士法第27条、第52条 倫理規則第2条第6項 税理士法第38条、第54条、第59条)
電磁的な情報について
会計情報を取り扱うパソコンとその他の情報を扱う(お客様からのメールを受けたり、説明資料を作成したりする)パソコンは物理的に別のパソコンです。
それぞれに最新のウィルス対策ソフトを導入し、パソコン起動時と各ファイルを開く際、それぞれにパスワードを設定しております。
事務所外部からお客様の情報を確認する場合は、ノートパソコンから事務所内のパソコンに保存してある情報を、
暗号化されたインターネット回線を通じて直接確認しに行く方法をとっているため、ノートパソコンにお客様の情報データが残ることは一切ありません。
そのため、万一ノートパソコンを紛失したり、盗難にあったとしても、お客様の情報が外部に漏れることはありません。
また、日々の会計処理の自計化が進んでいるお客様とは、メールやインターネット上の保存フォルダを通して仕訳データのやり取りを行います。
その際、万一当該データが第3者の手に渡ったとしても、当事務所が採用しております会計システムを用いないと
当該データを開くことはできない仕組みになっております。
紙面での情報について
お客様から頂戴したり、お預かりした紙面での情報は事務所内の鍵付のキャビネットに厳重に保管し、
その鍵は代表が責任を持って保管しております。
無形の情報について
お客様から様々なお話を伺います。新規出店、商品の製造方法、報酬の特性、ご家族の構成、個人の財産状況、、、、例としては数え上げられないほどの膨大なものです。
それらについて、後からメモに残すことはございますが、あくまで当事務所代表個人の備忘のためであり、第3者はもちろん、事務所内でも自由に閲覧できるものではありません。
当事務所では、お客様のお話を伺うのも、専門情報に触れるのも代表一人だけであり、情報共有化の名のもとに重要な情報が野ざらしにされることはありません。
特に、法人の競争源泉である情報や、個人のプライベートな情報についてはそれこそ墓場まで持っていく覚悟で業務にあたっております。
会計事務所は、会計情報に限らず、様々なお客様の情報を知りうる立場にあり、
当事務所では、そういった有形無形の情報も広く教えていただくことによってこそ、円滑なサービスが可能になると考えております。
そのためには、冒頭でも申し上げた通りお客様との信頼関係こそが最大の財産であるということを肝に銘じ、業務を遂行していく所存であります。
お気づきの点等あれば、ご遠慮なくご指摘いただければ幸いです。